少し傷ついたよ。先輩め…。 「ところでさ、話し進んでんの?」 「実は、新色に悩んでて…」 甘い香りのする、キレイな女の人が、資料片手にため息をつく。 「だよな。なあ、咲。お前の意見を聞かせて」 えっ? 先輩、そんないきなり振らないでよ。