「あ、朔夜


この人は幼なじみの棗くん


そして棗、この人は婚約し「恋人」恋人の朔夜って言うの」


「はじめまして棗くん


俺は紗綺の恋人の朔夜」


卑屈っぽく“恋人”を強調して言ってやった。


「紗綺ー!?こいつなんかが恋人?


俺はー!?」


「えっと…


…ごめんなさい」