「…

朔夜の意地悪」


「私は意地悪で結構ですがそろそろ学校へ行く準備をされては?」


そういったらいきなり慌てだした。


お嬢様は学校が好きなようで毎日休まずに行っておられる。


金持ちは大概学校はどうでもいいって感じなのに毎日よく行くなぁと思う。


私はいつもと同じように素早く制服を渡し、


「朝食をお持ちしますので着替えていてください」


といって部屋を出た。