てかぁーYUってすっごい性格悪いよねぇ……

………うん。悪すぎ




そのころ隣の部屋では………


YUは疲れた様子でリビングのソファーに座っていた。


『あれ?携帯がない』


YUは自分の携帯が無い事に気付き、ソファーの後ろなどを探し始めた。


『やっぱり無い!』

「おちつけって!俺の貸してやるから自分のに電話しみ!」


そう言いYUに携帯を差し出した。


『……すまん』


そう言い携帯に自分の番号を打ち込み、通話ボタンを押した。

何秒かすると風呂場辺りで聞き覚えのある曲が流れた。



うわぁぁ

YUの携帯が鳴ってる!

やばい!どうしよ!



「何で風呂場から?」

『…………』


KAZUは不思議そうにYUの顔を見て、立ち上がった。


「俺が取ってきてやるよ」

『いや俺が行くから』


KAZUの肩を引き一歩前に出た。


「いいから俺が行ってやるって!」


KAZUもYUの肩を引いた。