『着替えたら早く帰れよ』

「あぁー…帰り方が解らないで…す」

『はーぁ』


YUは呆れたようにため息を付いた。


『じゃぁ静かに付いて来い』


YUは腕を掴み背中を丸め、もうスピードで走りだした。






辿り着いた先は綺麗な高級マンション。

YUが機械に手をかざすとピッ!と音が鳴りドアが開いた。

ここがmiracreの家のようだ。



何ここ?!

シャンデリアがあるよ!



中に入ると広いロビーに見た事もないような大きなシャンデリアが吊されていた。


「すごいッ!!」


思わず心の声が外に出てしまった。