ヤンキー彼女とヤクザ彼氏

「マジでバカ…。」

「なんでだよ!?」

「…誰にでもそんな風に笑いかけんな…。」

「なに!?聞こえなかった。」

「なんでもない。」





意味わかんね。





それからは屋敷まで何も話さなかった。






「ただいまー。」

「おぅ、優衣。今日もケンカしたか?」

「うるせぇよ、宇佐!!」

「したのか〜。」





ん?





「なんか宇佐、機嫌良くね?」

「そうかぁ?」

「なんだよ。あ!!今日のメシ豪華とか!?」

「お前は色気より食い気か?男だな。」

「うるせぇ!!」

「じゃあ、また後でな!!」





あんなにバカにされてたら、いつかグレる!!




もうグレてる、とか言った奴殺す!!





…とか無意味な脳内1人ツッコミを入れてみる…。






自分の部屋に戻って着替えて寝転んだ。




夕飯の時間は近づく。





宇佐が居たってことは、駿も居るよな。





今から緊張してどうする!!





…でも、会いたいとか思っちゃってるあたし…。





恥ずかし…。