ヤンキー彼女とヤクザ彼氏

「それより、駿。今日はなんかいつもと違くねぇか?」

「そうか?」





いつもと違う…か。




あえて言うなら、優衣が頭から出ないこと…。




ヤバイよな…。





これマジだ…。





でもコイツらには絶対言わねぇ!!






「駿がいつもと違う…。あ、そっか。」

「なんだよ、宇佐。」

「優衣のこと、マジになっちゃったからだ!!な?駿。」





最悪…。




思わず頭をおさえる俺。






宇佐を見ると…ニヤッと笑った。




ワザとだな、この野郎…。





一気にこっちを向いてる3人。





「マジになったのか!?」

「形だけ彼女じゃ無かったんか!?」

「やっぱロリコン?」





ギャーギャーうるせぇな!!




「形だけだよ!!だけどまぁ…いろいろあって…。好き…みたいな…。」

「なに、その乙女な感じ。」

「八雲、てめぇ殺されたいか?」





今、この状態で睨み付けても効果なし。




だから嫌だったのに…!!






「宇佐!!」

「はいはい。」

「後であの世まで送ってやるよ…。」





さすがに宇佐には効果あったけど。