そういって苦笑いしたハル。





「ハル、ごめん…。」

「何が。」

「きっと仕掛けたの白峰…。あたしがここにいるから…。」

「それ悪いことじゃないだろ。むしろ、いわれて出てく優衣なんて優衣じゃない。」





ハルがそう言ってくれて、ちょっと心が軽くなった。





「ハル、まだ辛いだろ?寝てろよ。」

「じゃあ…若や宇佐さんが来たら起こしてくれ。」

「わかった。」





目をつぶると、ハルはすぐ寝た。




ほんとに安心した…。




廊下に出ると、雅弥さんと遭遇。





「おはよう。」

「今夕方だけどな。」

「元気?」

「ではないな。」

「ハルは?」

「今寝込んでる。」

「風邪?」

「……違う。」





知らないのこの人だけだから、絶対!!




簡単に説明。





「へぇ、大変。見舞いしよ。」

「今寝たところだって言ったじゃん!!」

「そっか。じゃあ。」





やっぱあの人大物…。





「あ。」

「え?」

「傷つく必要ないと思うけど。じゃあね。」





…バレてる。




もっとしっかりしよう!!