由依「でも……ぐすん☆」


嵐々「えっ、あっ、ちょ、誰かなんとかして」


慌てる嵐々。


清龍「……泣かした」


非難がましい目で清龍がにらんでくる。


嵐々「ちょっと、そういう言い方ないでしょ、清龍。
あ~、そうだ!!
こんなものしかないけど由依、いる?」


そう言って翌檜が取り出したのはこの間、セ○ンで購入したソフトクリームキャンディ(衝動買いしたものの、嵐々には甘すぎて食べられなかった)。


それを見た由依は……?



由「いるっ!!☆」


飛びついた。

それはもう、目をランランと輝かせて。



嵐々「あっ、でもこの前みたいに食べてばっかりで答えてくれなくなったら嫌だから、回答ごとに1粒ずつね」


そう言ってキャンディを一粒由依に渡す。


さっそく封を切り、キャンディを口に含んだ由依は、


「甘~い。
美味しい、幸せ~☆」

と、ご満悦な様子。


嵐々(フッ、これで由依を餌付けにして手懐けてみせるわ)


嵐々「じゃあ次、遥」


遥「んなの、俺様以外の誰がいる」


嵐々「却下。
次」


紫水「最強。
それは世の全ての女性に当てはまる言葉じゃないかな。
可憐な笑みで男性の心を惑わす」


嵐々・清龍「……寒い」


光「うわ、キザッ!!」


由依「キャンディ呑み込んじゃった……☆」