え―――?
桐島の子供じゃない――!?
花嫁の爆弾発言に、場がしんとなった。
人間いきなり予想もつかないことを言われると騒ぎ出すより、言葉も出なくなるんだな。
って、しんみり思ってる場合じゃない!
くらっ
花嫁の母親が倒れ、
「母さん!!」と父親が慌てて彼女を抱きとめる。
花嫁はひたすら泣きじゃくってる。
こんな……
こんなことってある―――!!!
花嫁の母親は父親に連れられ、一旦医務室に行くことになった。
残された俺たちも…何だか居づらくて…っていうか居ちゃいかんだろ。
何となく腰をあげようとしたが、桐島がそれをやんわりと制した。
「ここに居て…」
「え……でも、お前……」
「………俺は、知ってたよ。マリの子が俺の子じゃないって。知ってて結婚しようって決めたんだ」
え……
ええ―――!!



