俺が柏木さんに恋―――!!
「どぅしよ。裕二ぃ」
俺は困惑しきった顔で縋るように裕二を見上げた。
「いや、そんな顔で見られても…」
と、益々困惑する裕二。
どうやら俺たち二人は、女と遊ぶことはできても、まともな恋愛をしてこなかったせいで恋をしたらどうすればいいのか分からないらしい。
「どうすればいいって、バカね。そんなの決まってるじゃない!」
綾子が腕を組んで俺たち二人を交互に見た。
「「決まってるって??」」
「告白すればいいだけじゃない」
う゛
簡単に言ってくれるな~綾子ぉ。
俺はちょっと眉を吊り上げると裕二と綾子二人を睨んだ。
「告白するも何も、俺はその前にしっかりフられてるの」
「フられた……?あんたが…?」
綾子が奇異なものを目にするかのように目をぱちぱちさせた。
「あ~…前言ってたやつ?お前はないって話か?」
裕二がちょっと同情するように眉を寄せた。
「それとは違くて、
俺と寝る条件として、柏木さん、自分のことを好きにならないで下さいって
言ったんだよ」



