少年は大きな目をさらに大きく見開き、口もうっすらと開けている。 「…ん?何、なんか付いてる?」 少年の可愛い瞳は、美琴の整った顔を映し出していた。 「あ、あの、いや… …綺麗な顔だなあと思って…」 そう告げる少年の顔は、少し赤らんでいるようにも見える。 素直で良い子、と美琴は自己完結させようとする。