ひと呼吸いれ、静かに腰を動かす。 「っい、た…あ!やめて…ッみこと、やだ、っよぉ…ッ」 カタカタと震える葵は、美琴の目には"咥えて悦んでいる可愛い葵"にしかうつらない。 「葵かあいい… 大好き」 満足そうに微笑むと、徐々に腰のスピードを上げる。 厭らしい水音が耳に響き、葵は目を瞑った。 「うごか、ないで!、あ、っ」 葵は腕で美琴を掴み止めようとするも、無駄だった。 葵の腕は最早非力で、腕を絡ませ美琴を誘ってるかのように見えた。 「…っ、俺だけの、葵……」