そして美琴が取り出したそれは、自分の物とは比にもならないほどの物で、情けなさと恐怖が体を支配した。
「じゃ、いくよ」
入り口に当てがわれたと思うと、葵の意見など全く無視といった様子でそれをねじ込んできた。
「やだ、やだ美琴!っ…あ、ぁぁあ…ッ!」
指とは比べ物にならないほどの質量、苦しいほどの圧迫感に呼吸がままならない。
受け入れ難い現実に、葵は一人涙を零した。
配慮すると言ったのはどこのどいつなんだ、この嘘つき
と、頭の中で毒づいた。
ピリ、と下腹部に痛みが走る。
あぁ、切れたなと葵は悟った。
