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「チョコ、美味かったよ。」


「誰のか分かんないのに食ったの?!」


「いや、相原のって分かってたから。

てかあれ、どうやって置いてったの?」


「きっと妖精が届けてくれたんだよ。」


「…無理してそんなファンタジーなこと言わなくていいよ?」


「バーカ。妖精は存在するんだぞ?

サンタさんだって妖精なんだから。」


「はいはい。
あんなのが妖精なわけないだろ。

あれで妖精って怖いから。」


「あーあ。
お前、もうサンタさん来てくれないな。」


「別にいいしー。」


「サンタもヨンタもゴルさんも来てくんないな。」


「はぁ?何それ?
ヨンタ?ゴリさん?」


「さぁー?
なんでしょうねー?」



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