「トワ、あなたじ「アヤノちゃん、言わなくてもいいよ」
アヤノちゃんの言葉に被せて止める。
「トワ、まだダメなの・・・まだ、トワを皆に知らせたくない」
「リナ、それはお前個人の問題か?」
鋭く、でも優しい瞳でそう聞いてくるショウヘウ君。
「違うの・・・・トワはまだ誰にも言ってないの・・・」
うな垂れてそう言う。
「マジかよ・・・じゃあいつもトワはどこに住んでるんだ?」
「寮・・・・」
「そう言えば合ったな。寮に住んでる数少ない生徒の一人って訳か」
「そうなる。でも、アタシも寮生なんだよぉ?」
ふふふっ、と笑う。
「私は知ってるわよ?もともと私も寮生だったわ」
「アヤノもかよ・・・・。じゃあトウマ達はリナが寮生って知ってるのか?」
「ううん、知らないよぉ。ていうか、教えたら確実に居座るから」
もうそれ経験済みだからね。特にリマがね。
