小さな姫とヤンキー王子


なーんだ・・・・つまんなーい。
そう思った矢先、

~♪~♪~♪

アタシのケータイが鳴った。着メロがメールとは違う。だから電話ってことになる。
誰か見てみると、

『ヨナ』

んーヨナかぁ・・・どうしようかなぁ♪

「誰からなの?」

「ん?ヨナだよ」

「ヨナね・・・出た方が身のためよ」

「あははっ、はーい」

ピッ

『あっ!!リナ!?』
「はいはーい。リナでーす」
『あんた今ドコに居るのよ!!』
「そんなに電話越しで大きな声出さないでよねぇ。
ちなみに、一つ言っておくけど、アタシはヨナが見た場所から一歩も動いてないよ☆」
『はっ!?ちょっとそれどういうことよっ!』
「言った通りだよー?タイムリミットは後10分ね!!じゃーねぇ」

ブチッ

ヨナの返事を聞かずにまた電話を切った。

「相変わらず言いたいことだけ言って電話を切るんだな」

「うん。だってどうせごちゃごちゃ言われるんだもーん」

ねっ?とショウヘイ君とアヤノちゃんに向かって笑顔で返す。