でも着いたのは良いんだけど、どうしようかな?
連絡した方がいいのかなぁ?
そういろいろ門の所で考えていたら、
「君、可愛いねぇ。こんな所で何してるの?」
と髪が真っ赤の不良君に肩を叩かれた。
「・・・・・・」
「あれ無視するの~?」
と手を掴まれた。
顔を見るとニヤニヤしていて気持ち悪かった。
だからずっと無視していると、
「返事しないって事は良いってことだよね」
そう勝手に解釈してアタシを引っ張った。
とっさにバシッと手を叩いて全速力で学校へ逃げ込んだ。
後ろから
「待てこのガキッ!!」
と叫ぶ声が聞こえてきた。
