「今更なにを遠慮してんのよ。あんたの失敗なんか慣れてるっつーのよ!………吐きな!!」


「………ひゃい……。」


あたしは素直に頷くと、昨日の出来事をぽつりぽつり…凛子に話した。


怒ったふりで心配してくれた友達がいてくれたことが…嬉しかった。



―――――――――――――――――
―――――…


「……何それ…っ!?明らかにその余計な友達のせいじゃない!!」


話しを聞いた凛子は、葉山くんにブチ切れた………。


「で…、でも悪気はなかったんだし………。」


あたしのフォローにもフン!と鼻をならして


「……い~い度胸だわよ。うちの子を尻軽みたいに言ってくれちゃって…挙句に誤解させるようなことしてくれちゃってぇ………!!」


シメてやるわ…と、物騒な笑顔でつぶやいた。


大人っぽい美人な凛子だけにど偉い迫力で……!


あたしは心の中で葉山くんに謝ってみたけど……正直、でも確かに葉山くんがちょっと悪いよな…と思い直してしまった。



凛子に話しを聞いてもらえて、あたしはちょっとだけ浮上した。



「凛子……大好きっ」


「………当然でしょ?」


美人な顔で凛子はニッと笑ってくれた。





友達がいてくれてよかった………。