ゆっくり………くたっとしてしまったにこちゃんを砂浜に横たえて…………
「…………。」
もう一度……そのピンク色の唇に顔を寄せた…………その時
「…………由貴ーーーっ!にこちゃ~~ん……っ!?……どこ行ったんだよ~~…」
「…………ほっといてやりなさいよ。………あのバカップルがしてるコトなんてひとつでしょうよ。」
……………………………………………。
「~~~~!!」
あのやろう……………………!!!
「…………あ……。凛子が呼んでる………?」
にこちゃんもむくっと起き上がり………
「………凛子ぉ~~っ!ごめんねーーっ!こっちにいるよ~~!」
「…………。」
まぁ………これが、現実…………?


