「………ねぇ、凛子ぉ~…?やっぱりこれはハデじゃないかなぁ………??」



「なに言ってんのよ………。あんた意外とスタイルいいんだから出さなきゃもったいないわよ。………橘由貴、悩殺してらっしゃい?」



「~~~っ!!」



ニヤリと笑う凛子に頭が沸騰しそうなくらい赤くなる。



結局……自分で水着を選べなかったあたしは…凛子にそのまま泣きついて、水着を選んでもらいに来てもらった。



凛子が選んでくれた水着は…淡いピンク色のフリルがたくさんついていて胸元のおっきなリボンも可愛くてなんともラブリーな一品だった。



ほんとに由貴くん悩殺できちゃうかな~……?







………なんてねー…。



色気なしなお子さまにこはそんなことを気にしやしませんよ~だ。



半分やさぐれた気持ちになりつつ…あたしはさっさとその水着をぎゅっとバックに詰め込んで、凛子と一緒に家を出た。