「…………返事は………?」



「………っ!…へっ、返事……っ?」



由貴くんの声にハッとするけど、あたしは何だかパニックで……っ。



うまく言葉が出てこない………!









「………にこちゃん。」



「………!!」



そしたら、由貴くんが……あたしの頬を…大きな手で優しく包んで………










「もう……寂しい思いなんか死んでもさせない。にこちゃんの願いは何でも叶える。…………だから、どうか、俺と結婚して………?」



不安そうに…眉を寄せて、あたしに懇願するように言う………。