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季節は、あっという間に移り変わる。



二年生から三年生になった。



あたしはやたらに勉強をがんばった。
初めの頃は、凛子や友達みんなから変に心配されるくらいだった。



楽しんでやってたコンビニのバイト……由貴くんに告白された思い出の場所…………。
この思い出の場所のバイトも、辞めた。







やがて…………卒業を迎えて……………



ほとんどの友達が一緒にそのままエスカレーター式に同じ大学に進む。



あたしも凛子と一緒にそうなる。



でも……もう高校生だったあたしはなくなるんだと思うと…何だか無性に切なくて、みんなで泣いた。



珍しく、凛子の瞳もちょっぴり潤んだ。



高校生活は薔薇色だったと思う。



大好きなたくさんの友達に囲まれて………








そして…………由貴くんに出逢えた。









この思い出は、きっと、いつまでも………












あたしの中の宝物…………………。













「………由貴くん……!!」



「…………!」








卒業証書を片手に持って……由貴くんが駆けてきたあたしに微かに笑う。









「………卒業、おめでとう。」



「………由貴くんも………おめでとう。」



二人でいつものように微笑みあった。













あと……………1年。