「…………可愛かったから………つい。」



「………!!」




そう言いながら、由貴くんはソッとあたしにケータイを差し出した。



「………っ!」



思わずゴクリと喉が鳴る………。



い…っ、いったいどんなエロショットが……………!!?



「…………。」



恐る恐る由貴くんのケータイを開き………



データフォルダを押して……………!





………………カチ…




…………………………………………え?













「…………なにこれぇっ!?…………にこ巻き寿司じゃん………っ!!!!」








そこに写された写メは…………



シーツに埋もれた……いつかの、『にこの巻き寿司』写真だった………………。