「生憎と………それほど器用じゃないから。」



「…………由貴くん……。」



言えば……微かに笑って、また俺に抱きついた。



「…………そっちこそね……?」



可愛い君が心配でそう言えば……にこちゃんはむぅっと唇を突き出した。



「ありえないよ……。だいたい、由貴くんじゃなかったら………こんな痛いこと死んでもしなかった………。」



「………っ!」



じとりと睨まれて……すごいセリフに動揺する。



「…………痛かった………超痛かった………。」



「~~~~っ!?」



恨めしげな顔でそんなことを………っ!?



どうすればいいんだと思わず手がさ迷った。



「………!?」




そしたら……にこちゃんがその俺の手にすり…と頬をすり寄せた。



「………だからいっぱい甘やかしてね……?ダーリン……。」



「………っ!」



可愛過ぎる笑顔で……甘えん坊は全開で………。







甘やかさずになんかいられないだろ………?