でも、これじゃあ由貴くんに連絡できないよ~っ!



いっそのこと……咲学まで直接会いに行って…………



そう思ったけど、前に行った時の苦い記憶が蘇る…………。



ダメだ………っ!!



超こわい………っ!!



思わず青くなってその考えを諦めた。



「………にこ、悪いけど…あたし気になることあるから先に愛音の家に行ってるわ。」



凛子は申し訳なさそうに眉を寄せていたけど本当に気になることがあるようで珍しくソワソワと落ち着きがなかった。



「………うん!ごめんね…っ、凛子!気にしないで先に愛音のとこ行ってあげて!」



あたしは慌てて凛子に後で行くから…と言って先に帰ってもらった。



凛子は、ごめんね…と眉を寄せて言いながらバタバタと急いで愛音のところへと向かって行った。



一人になったあたしは
………ん~…どうやって由貴くんに連絡をとろう………??



頭をひねっていると………









「…………まだ残ってたの……?百瀬さん……。」