「………ち…っ、違う…っ!!」



「…………え…?」



あたしはぐるぐる巻き状態から必死に両手を出して………



「………にこちゃ……っ……!?」



そのまま由貴くんに手を伸ばして…ひしっ!…と、首に両腕を巻き付けて抱きついた。



「あたし…っ、びっくりしただけだから……!由貴くんが嫌で泣いたんじゃないよ!?」



「………!」



由貴くんの辛そうな顔があたしにもツラくて……誤解を早く解きたくて一気に言った。




「だから…っ!あたし…、あたし…っ!―――――パンツはいてなくてごめんね…………!!?」






…………………………………………。






「…………は…?」





なんだか一瞬時が止まり……………。



由貴くんはぽかんとした顔で…………あたしを見てるんですが………?





「あれ…??凛子が男の子は何が原因でそうゆうスイッチ入っちゃうか解らないって言ってたんだけどな~~…??そいつが原因じゃなかったの?由貴くんを惑わせちゃった……」



違った?…て聞くと…………



「~~~~っ!!!」



「………!?」




プーーーっ!!と、由貴くんが吹き出した。