「おはよ~!!」

私の名前は中村璃桜。

身長は、低いし、頭も良いってわけじゃない。

普通の目立たない中学1年生。

「おはよ!璃桜、今日は遅刻せずにすんだね。」

この子は、山田美穂。

頭は良いし、モテる、女の子。

同学年なのに、私と美穂の差はとてもある。

そんな、美穂がとても羨ましい。

「あはは…私は美穂みたいにはなれないしねー!!(笑)」

私は、笑って受け流す。

「おっす!!今日はお前のほうがはやかったんだなー!!!」

この男子は、私の幼なじみ。

幼なじみのこの男子は、山本束唆。

「全く!!私だって、早い時だってあるのよーだ!!」

私は、いつも束唆といると、楽しいって思う。


「おはよう。束唆君。」

美穂が話しかけた。

最近、束唆と美穂、仲良いな~。

ふと思った。

やきもちなんてやかない。

そんな私をみてて…。

恋愛対象なんだな…?

「お!!俺、そろそろ行くな!!」

束唆が言った。
「うん!!ばいばい!!」

私は笑顔でおっきく手を振った。

美穂は、優しい笑顔で、小さく手を振った。

恥ずかしがってた様だった。





放課後だった。

私は思わぬ事を知った。

美穂が束唆の事を好きでいて、

朝、告白したと…

びっくりした。

でも、私は先の事なんて考えてなかった。

だから、よかったって思った。

このまま、美穂と束唆がうまくいけばって…


思ってた…。

「美穂!!よかったね!!」

私は喜んだ。

「ありがと!!!!嬉しい!!束唆君にも言っとくね。」

美穂も喜んでた。

私は心から、うまく行けば良いって思ってた。