グラウンドに出ると
様々な部活が
熱心に活動している。
あたしたちは
サッカーコートの方へ
歩いていく。
コートに近づくと
どこからか
黄色い声が聞こえてきた。
「キャー!」
よく見ると
数人の女子生徒が
コート近くの
フェンスに集まっていた。
多分、先輩だろう。
(誰見てるんだろ?)
「キャー」
また叫んでいる。
すると、気になる名前が
聞こえてきた。
「水城くーん!
こっち向いてー!」
(え?嵐?)
その女の子たちの視線の先。
そこにいたのは
間違えなく嵐の姿だった。
「嵐すごい人気だね。」
星那も隣で
驚いている。
(こんなに嵐って
人気あるんだ。)
確かに嵐は
誰もが認める
イケメンだ。
でも、そのときの
ボールを必死に追う姿は
まるで風のようで
いつもよりも
もっともっと...
かっこよかった―


