家を出る準備をしていると携帯が鳴った。
「あ、先輩からだ」
『おはよう。もう公園行っても大丈夫かな?』
『おはようございます。兄たちが先に行ってるので大丈夫ですよ。私は少し走ってから行きます』
そう返事をして私は家を出た。走りだそうとしたときまた携帯が鳴った。
『青藍まで来て』
先輩からのメールはその一言だけだった。私は青藍までの道を全速力で走った。
青藍につくと先輩はバイクに跨ったまま空を見ていた。
「先輩?」
私は息を整えてから先輩に声をかけた。
「あ、おはよう。早かったね」
「全速力で走ってきました」
私がそういうと先輩はにこっと笑って私に声をかけた。
「話があってさ」
「何かあったんですか?」
先輩の静かな話し方に私は真剣な顔をした。

