ただ風のように



近くの喫茶店に入って軽くパンなどを食べながら私たちはお互いの近況報告をした。


麻衣は最近、彼氏ができたらしく彼氏とのことをいろいろ話してくれた。


「ナナは恋してるの?海頼先輩とかに」


「恋っていうのかよく分かんないけどね……。海頼先輩からメールが来たり海頼先輩と一緒にいると嬉しくなるし安心するの。でもね西高の先輩に知沙都先輩っていう女バスの主将がいるんだけど、海頼先輩とすっごく仲がよくて二人のこと見てるとなんか嫌な気持ちになるの」


私は嬉しい気持ちとモヤモヤする気持ちの二つがあることを麻衣に言った。


「ナナ?それはねナナが海頼先輩のことを好きってことだよ。ナナは海頼先輩に恋してるの」


私は海頼先輩のことが好き?


「そうなのかな。朝もね海頼先輩からメールが来ただけですごく嬉しかったの」


「それが恋なんだよ。好きな人から何かしてもらったりされたりすりと、些細なことでも浮かれたり落ち込んだりするんだよ」


麻衣はアイスティを一口飲んでそう言った。