ただ風のように



シャワーを浴びて、部屋に戻るとメールが来ていた。


「誰からだろう?」


フォルダを開くと海頼先輩からのメールだった。


『朝、走ってるの見たよ。早起きだね(笑)』


「どこで見られてたんだろ?なんか恥ずかしいや」


『先輩こそ早起きですね。どこで見たんですか?』


そう返事をして私は髪の毛を乾かした。乾かしている間に返事が来ていた。


『今日はたまたまね。どこかは秘密(笑)』


私はメールを見ながら先輩らしいなと思って微笑んだ。


『秘密ですか。教えてください』


返事をして私は昨日選んだ服に着替え、全身鏡で自分の姿を確認した。


「うん、変じゃないから大丈夫。あ、返事来た」


『秘密。気が向いたら教えてあげるよ。じゃあ明日、楽しみにしてるね』


「これだけのためにメールくれたんだ。嬉しいな」


私はニヤニヤしながら携帯を抱きしめた。それから私はベッドに寝転がって学校のことや部活のことを考えた。


私、中学までとは比べ物にならないくらい今幸せだなぁ。麻衣がいてくれて海頼先輩が助けてくれて、学校も部活も楽しくて、幸せすぎるくらい。


そんなことを考えていたらいつの間にか、9時15分を過ぎていた。