ただ風のように



本当のこと言われたくらいで逃げ出して、人にしかも逢って2週間の先輩に迷惑かけるなんて。


私はため息をついた。


「起きてる?」


急に海頼先輩が話しかけてきた。


「あ、はい。起きてます」


私がそう答えると海頼先輩は体を起こしてこっちを見た。


「5分くらい前に起きてたんだけど寝てるなら起こしちゃ悪いと思って声かけないでいたんだけど大きなため息が聞こえてきたからさ」


そう言われて時計を見るといつの間にか6時を過ぎていた。


「早起きですね」


「君ほどじゃないけどね。今日、部活休みもらったからじっくり話聞くよ」