「そーだよ。もう10時だし」


あぁ~~~
有間の兄貴ものってきやがった。

なんか、
よく分かんないけど
有間の兄貴が言うと説得力あんだよなぁ・・・。




「ほら、」


「・・・」



悩む俺に対し、
有間は「ガキか!」と突っ込む。
まぁ・・・
そうだけど。

「わかったよ」



楽屋をでて、
裏口の方へと回った。




すると


赤い顔をした夏梅が立っていた。



秋なのに少し肌寒かった。





「健也くん・・・・」



小さく俺に向かってつぶやいた。
俺は裏口のすぐ隣にある自販機に
めをやった。




なんか、
温まるもの・・・・