―Kazuya side― 「ありがとう。明日からは一人で行けるから!」 囲まれるのが好きじゃねーっつった俺を気遣って、梨花は言ったんだろうが、心にグサッとその言葉は刺さった。 こんな可愛い奴が彼女だったら自慢になるんだろうな…。 俺は梨花に一目惚れした。 華奢な体を俺の腕で包み込みたい。 心を奪いたい。 唇を奪いたい。 体を奪いたい─…。