「うーんっ、、。
 ・・・葵は先生の事好きなのかな~?って思ってね。」


里美のストレートな質問は、ストレートに私を攻撃した。


「・・・えっ///」


里美は私の動揺に気付かないのか?
渡り廊下の手すりにつかまり、空を見上げながら、そのまま続けて話した。


「先生さ、簿記部の部活の時に言ってたんだー。 葵のことほっとけないって。
 退部届け出す時もしつこかったし、、、フフ。」

「・・・えっ///」


里美の言葉に、自分の中で喜んでる自分がいた。



そして、


「あ、あのさ。」

「・・・ん?」


今なら。

そう、今なら。


「里美のお姉さんって・・、、、」

「ん?おネエ・・?」


聞けそうな気がした。


「・・・先生と付き合ってたんだよね・・?」