「なーんだ。渡部先生。」


私の体とは対照的な里美は、冷たく先生をあしらう。


「なーんだとは、なんだよ。お前は相変わらず冷たいな、、。」

「お、おはようございますっ///」

「おぉ、葵。おはよっ。
 こいつ冷たくないかー?オレに。」

「だって、朝から声デカいんだもん。」


里美と先生のやり取りを見ながら、心の中で、朝から逢えた事に一人喜ぶ私。
前は、クラスで一人呼び捨てにされることを嫌がってたのに、今は優越感に変わってた・・・。

でも、

先生の口から零れた次の言葉で、


「オマエなー、倉木。お姉ちゃんはそんなんじゃなかったぞっ!」

「わっ、、、先生もおネエと比べんのっ?!」


私は少し固まる。


「ん?
 葵どーした?」

「ぁ、、いや、、二人の罵り合いに圧倒されて・・・。」


私は上手い具合に苦笑いをカバーする。。。