「渡部先生ならね、今は生徒会室よ?」 「・・・え?」 「渡部先生、生徒会の担当なの。 今日は部費の予算編成でしょ?だから、それで生徒会室のはずだけど。」 「え、そうなんですか・・・。」 「クス。その様子じゃまだ退部届けは出してないみたいねぇ~?」 「は、はい・・・。」 私は苦笑いしながら、ふと渡部先生の机を見ると、私の退部届けが机の上に放置されてるのを見つける。 「・・・!!!」 私は退部届けを握りしめ、生徒会室のある東校舎へと向かった。