その日の放課後。
帰りのホームルームが終わって、里美が振り返って言った。
「ね。どーせ放課後ヒマなんでしょ?
ちょっとウチの部に遊びに来ない~?」
「・・え?」
里美は簿記部に所属してた。
私は里美に誘われるがままに、簿記部が部活をやってる第二実践室まで一緒に向かった―。
第二実践室は、校舎とは別の塔の2階にあった。
渡り廊下をくぐり抜け、第二実践室へと続く階段を上ってる時に里美が、
「あ! 今日さ。
ウチのおネエが学校来てるんだわ。」
「え? お姉さん???」
「うん。おネエもここの卒業生で、今は大学に行ってんだけど・・・」
「へぇ~。」
最後の階段を上り終え、第二実践室のドアを里美が開けると、中からは大人を感じさせる香水の香りが漂ってきた。
帰りのホームルームが終わって、里美が振り返って言った。
「ね。どーせ放課後ヒマなんでしょ?
ちょっとウチの部に遊びに来ない~?」
「・・え?」
里美は簿記部に所属してた。
私は里美に誘われるがままに、簿記部が部活をやってる第二実践室まで一緒に向かった―。
第二実践室は、校舎とは別の塔の2階にあった。
渡り廊下をくぐり抜け、第二実践室へと続く階段を上ってる時に里美が、
「あ! 今日さ。
ウチのおネエが学校来てるんだわ。」
「え? お姉さん???」
「うん。おネエもここの卒業生で、今は大学に行ってんだけど・・・」
「へぇ~。」
最後の階段を上り終え、第二実践室のドアを里美が開けると、中からは大人を感じさせる香水の香りが漂ってきた。