ね、先生。

私達は修学旅行の予定通り、7日目に帰国した。

翌日は休みで、

翌々日から通常通りの授業が始まった。



学校に向かい、いつもどおり職員室の前を通って教室に向かう。



「あ、桜井さん、おはよー。」

「おはよう~!」


クラスメイトや友達とすれ違いながら、挨拶を交わしてると、




「あら。
 桜井さん、おはよ。」


真正面から、一番会いたくない人に出くわす。


「・・・。」




足が完全に止まってしまった私に、


「あら、聞えなかったのかしら?

 お・は・よ・う!」


田口先生は嫌味のように挨拶を為直す。



私は視線を逸らして


「・・・おはようございます。」


小声で挨拶をすると、


「あら、2年生になっても挨拶の仕方知らないの~?」


と田口先生はいい、

一歩ずつ近付いてくる・・・。



「くすっ。
 挨拶の仕方、私が教えてあげましょうか~?」


と―。