しばらく眠った後、私はお母さんに連れられて病院に行く。
診察の後、薬を処方してもらい、薬局で受け取ってから、家に戻る。

薬を飲んでから、自分の部屋へと戻り、


「はぁぁ・・・。」


部屋のドアを凭れながら開くと、机の上で携帯が光っているのがみえた。


「・・・メール?」


携帯を握りしめ、ベッドの上に倒れこむように転がる。
体勢を整えた後、携帯を開くと、里美からのメールが届いてた。



From :里美
Subject:大丈夫?
message:なに?
    こんな時期に風邪?
    熱高いの?
    あ、返事はいいから、
    ゆっくり休んで
    早く治してね!
    葵がいないと
    寂しいよぉー。

    -P.S-
    センセイも、
    寂しそうにしてるよ





「・・・。」


里美のメールの最後の一行に苦笑いをしてから、私は薬が効いてきたのか?携帯を握りしめたまま深い眠りについた。