でも…今時のギャルではなかった、大人し系には見えるが、その辺のチャラチャラした子供臭い少女ではなく、闇のオーラを持っている……その闇が何なのかは、誰も知らない。 その美貌から、沙織に憧れる男子生徒は数多くいた。 陰気な生徒から、通称ギャル男と呼ばれるワルガキ生徒まで、幅広いファンがいた。 でも…沙織には誰も近付けない。 その身につけたオーラが全てをはね返す。 下校途中に立ち寄る場所は、スーパーマーケット。 買い物カゴに、その日の特売商品を入れていく沙織。