私は中3になり、詩織は中1、同じ中学校に通うようになった。 お弁当は3人分…栄養と家計を考えての献立を毎日考える。 詩織はテニスクラブに入部した。 かつて私も夢を抱いたテニス…否応なしに止めたテニス。 少ししか使っていなかった私のラケット……詩織にあげようと思っていたのに……。 詩織は新品が欲しいと父にねだり、そして買って貰った。 詩織は部活に忙しく、帰宅時間も遅くなり、友達は増え、中学生活を存分に楽しんだ。 私は……相変わらず、下田家の学生主婦。