それぞれのバレンタイン~届けこの想い~




「だから、俺と付き合おうって言ってんの。いいでしょ?」


「…もちろん!!」


「これからよろしくな」

「こちらこそ!!」

「おぅ。なら、帰るから、また明日学校で。」


「うん、また明日!!」


そう言うと彼は前を向いて歩き始めた。


彼があの沈黙に、一瞬だけ寂しそうな顔をしたのは気のせい?