それぞれのバレンタイン~届けこの想い~




絶対ふられちゃうよ…。

気まずくなっちゃうじゃん…。


少しの沈黙。

もう!!なにか言ってよ…。


「俺、卒業したら東京行くよ?知ってんの?」


「知ってる!!」

あーもうどうにでもなれ!!


「それでもいいの?」

彼の口調はいつも優しい。


「いいの!!だって好きだもん」


一瞬の沈黙。


「うん、わかった。付き合お」



「うん!!…って…えぇ?」


なにがなんだかわからない。