加奈子の言葉に私の胸も熱くなった。


「当たり前だよぉ…私と加奈子は親友だもん」


「うぅ…そうだよね。ありがとう」


「私こそありがとうだよ」


2人でありがとうと繰り返しながら、泣きながら笑ってドーナツを食べた。


ひとしきり泣いた後


「実は…このあとにヒロキの家行くんだ」


加奈子は頬を染めた。


「付き合ってから家行くの今日が初めてなんだけど。私…大丈夫かなぁ?」


加奈子の言葉に私もドキドキしてくる。


だって相手はあの水梨くんだ。


「だだ大丈夫だよ!きっと優しくしてくれるよ」