私は王子くんにぺこりと頭を下げた。 「ありがとう。でも大丈夫だよ」 「………」 「あ…でも本当にありがとう」 王子くんは気だるく 首に手をあてた。 そして 「わかった。」 それだけ言うと目を閉じて寝た。