甘い疑惑の王子様




もっとましな言葉はなかったの…!?


自分の言葉に対し
更に混乱する。


自分がいかにつまらない女か
たった今自覚した。


仕方なく私は俯いた。


すると隣から
微かに笑った声がした。


「君はやっぱ面白いね」

『……すみません』


バカにされた…


「敬語なんか使わないでよ」


そう言われ
私は彼の顔をチラッと見た。


綺麗な顔の柔らかい笑顔。


見るからに年上じゃん……


『そんなっ!私なんかが敬語を使わなかったらもう…世間でも笑われます!』


こんな凄い人に
私なんか……みすぼらしい女子高生が
敬語を使わなかったら


失礼すぎるどころじゃ
済まされないよ。