甘い疑惑の王子様




彼が私の隣に腰をかける。


近いっ!!!

その距離は私と彼の足が当たるくらい。


私はこんなにも動揺しているのに
彼は余裕なようで沈黙になる。


何か…何か…

その沈黙が私を動揺の渦に引き込み
頭の中は混乱状態。


『――っあの!』

それがついに限界に達した時
私は言葉を発した。


彼は不思議そうに私の顔を見た。


えっと……


とにかく沈黙を破りたくて
ついつい発した言葉に


一生懸命次の言葉を探した。


『…雅之…さんは頭がいいんですね』


やっとでた言葉は
くだらない事。


彼もそう感じたのか
キョトンとした顔を見せた。