甘い疑惑の王子様




「もういいよ。ありがとう」

「滅相もございません。失礼します」


メイドさんは彼の言葉を聞くと
私にお辞儀をして去って行った。



「思ったとおりだ。似合うね」


彼の足音が私に近づくと共に
彼は口を開いた。


そしてまた顔が赤くなる。


『――!!?変です!こんなの絶対!』

「おいで」


ちょっと
シカトですか…?


彼は私の前まで来ると
手を差し出してきた。


恥ずかしくて倒れそうだった。


私は彼に手を差し出した。


ゆっくりと手を引かれ
部屋の真ん中にある
ソファーに座らされた。